顔文字アプリのsimejiは累計3200万ダウンロードを達成している人気アプリです。
スマホの入力時のキーボードがsimejiオリジナルに切り替え出来て、顔文字入力がとても簡単にできるようになります。
イメージがつかないと思うので説明すると、通常の文字を入力するキーボードは下の画像のようになっていますよね。
Simejiアプリをインストールしておくと、左下の地球儀のマークを長押しして、「Simeji(日本語)」を選択すると…、下の写真のように、Simejiのキーボードに切り替わります。
通常のキーボードに切り替える時は、同じく地球儀マークをタップするだけ。
「^-^」のマークをタップすると、わざわざ可愛い顔文字を探してきて、コピペ、登録という作業なしでダイレクトにtwitterやFacebookなどに自由に貼り付けできます。
こんなに便利なアプリですが、実は「simejiは危険だから使わないほうがいい!」という意見もあり、その真相を探り安全に利用できる方法をご紹介します。
なぜ危険?顔文字アプリ「simeji」について
簡単に言うと、simejiというアプリを使う時に、フルアクセスを許可という設定をするのですが、「キーボードに入力した情報を抜き取られる恐れがあるのでは?」との声があります。
顔文字アプリ「simeji」をスマホにインストール後、最初の画面ですぐに「フルアクセスを許可」の設定方法のチュートリアルがあります。
販売元 Baidu Japan Inc.のsimejiの安全性についての正式な回答は?
フルアクセスとは、Apple以外のサードパーティ製のキーボード開発者が、iPhoneやiPadなどの端末の保存領域にアクセスしたり、キーボードアプリを介してインターネットに接続するために必要な権限のことです。ネットワーク接続を許可すると、Appleは主体的にユーザーの入力情報を管理できなくなります。
この状況はAppleからみると「フルアクセスを許可すると、このキーボードの開発元に過去にこのキーボードを使用して入力した内容を含めたすべての入力内容を転送することを許可(略:フルアクセス許可時にAppleが表示する警告文)」とことになります。起こりうる最大の状況をユーザーに認識してもらうことで、OS開発元はこの機能を通して起こるかもしれない問題は管理できない、という事実を伝えているのです。
しかし、「フルアクセスできる状態=入力情報がすべて漏れだしてしまう状態」ではありません。
Simejiはフルアクセス許可時、一部のユーザー情報を取得します。たとえばユニークユーザーを確定するためのベンダーID(開発者側で適宜割り当てるID)や、ユーザーが利用しているアプリのバーションなどです。Simejiはこの機能を活用する責任をしっかり認識し、ユーザーが安心して活用できる管理運用体制作りに取り組んでいます。
また、iOS(iPhone)では、ユーザーの情報を無断で横取りするような行為に使われるプログラム方法は、予めアプリ作りに利用できないしくみになっています。
書いてある事が少し難しいですが、危険性を十分に認識して、責任を持って管理しますとのことです。
努力してますの言葉をどこまで信用できるか…ですね。
バイドゥは過去に問題を起こしている会社なので正直心配な面も…。
Simejiはもともと日本で作られたものだったそうですが、中国に買収されてからは問題が多く怒っているようです。
- Simejiもバイドゥ買収後に入力されたデータをバイドゥ本社に送信している
- 「みんなの顔文字辞典」というアプリを作っている会社のサーバーにアクセスして顔文字の情報を盗んだ
- 親会社のバイドゥ自身もパソコンの日本語入力ソフトBaidu IMEで入力データを外部送信
- Hao123が勝手にインストール
- バイドゥが作ったAndroidアプリの作成キットである「Moplus」にバックドアが仕込まれており、Moplusを利用したアプリには、ユーザーに無断で端末内のデータを外部に送信したり、アプリをインストールしたり、連絡先を追加したり、SMSを送信したりと、遠隔操作によってやりたい放題されてしまう致命的な脆弱性がある
バイドゥやSimejiはいずれの問題も「意図的なものではない」「既に修正済み」等の弁明をしていますが、私は一切信用していません。
Simejiというアプリって危険なんですか?ベストアンサーより
なかなか強烈ですよね・・・。
とはいえ、Simejiはとても便利なアプリであることは間違いないです。
【安全】 simejiはフルアクセスを許可しなくても使える
フルアクセスを許可しない場合、以下の機能が使えません。
- クラウド超変換の変換機能
- キーボード背景きせかえ
- Simejiスタンプ機能
- キータッチ音
- Simejiユーザー辞書
- キートップとアプリ本体メニュースイッチの連動
この機能が無くても快適に利用できますので、ぜひ設定しておいてくださいね。
iPhone/iPadのトップ画面にある設定⇒Simeji→キーボード→フルアクセスをOFF
画像で解説すると以下の通り。
OFFにすると白色になります!
フルアクセスを許可をOFFにするボタンの下に、「他社制キーボードのプライバシーについて」というリンクがあったのでタップしてみると
他社製キーボードはキーボードデータを入力するための代替手段です。これらのキーボードは、銀行口座番号、クレジットカード番号、住所、およびその他の個人情報や機密情報など、あなたが入力するすべてのデータにアクセスできます。自動修正機能の向上に活用するため、近くのテキストまたはデータにアクセスすることもあります。
フルアクセスを許可した場合、あなたが入力するデータへのアクセス、収集、および送信をデベロッパに許可することになります。また、キーボードを含む他社製アプリケーションに対して位置情報、写真、またはその他の個人情報へのアクセスを許可している場合、それらの情報もキーボードによって収集されデベロッパのサーバに送信されます。他社製キーボードのフルアクセスを無効にしてから再度有効にした場合にも、ネットワークアクセスが無効だった間に入力されたデータも、キーボードのデベロッパによってアクセス、収集、および送信されることがあります。
フルアクセスを有効にしない場合、入力するデータの収集および送信はキーボードのデベロッパに許可されません。あなたの許可なしにデータを不正に収集および送信することは、デベロッパ契約の違反に当たります。さらに、不正アクセスを防止するための技術的制限が適用されています。この制限を解除しようとすることも、デベロッパ契約の違反に当たります。
他社製キーボードはいつでも無効にできます。無効にするには、“設定”を開き、“キーボード”をタップしてから、“キーボード”リストからそのキーボードを削除してください。
他社製キーボードを使用する場合、キーボードデベロッパの契約条件、プライバシーポリシー、および手続きに従う必要があります。他社製キーボードAppとサービスの契約条件、プライバシーポリシー、および手続きを確認して、あなたのデータやその他の情報がどのように使用されるかを理解してから、使用を開始するようにしてください。